“could”の使い方について

今回は、”could”の使い方になります。

例えば、「駅へ走って、電車に間に合った。」という場合どちらが正しいでしょうか?
I ran to the station and I could catch the train.
I ran to the station and I was able to catch the train.
どちらも正しく思われますよね。
実は正しい使い方は、”be able to“の方です。
×I ran to the station and I could catch the train.
○I ran to the station and I was able to catch the train.

“could”は“一度だけできた”という時には使えないのです。
では、どのような時に”could”が使えるのでしょうか。
【過去に持っていた能力】を表す場合
・I could ride an unicycle when I was a child.
(子供の頃は、一輪車に乗れたのに)
・I could eat more when I was young.
(若いころはもっと食べられたのに)
他にも、【感覚を表す動詞】と使う場合
“see/hear/feel/taste/understand/believe” などと一緒に使う場合には “could” を使う方が自然です。
・We could see beautiful sea from the window.
(窓からきれいな海が見えた)

逆に否定文には、どのような時でも“couldn’t”が使えます。
むしろ”be able to”より”couidn’t”の方が一般的です。
・I couldn’t answer the question.
(その質問に答えられなかった)
・I could’t pass the entrance exam.
(入学試験に受からなかった)

ちょっとややこしいですが、とりあえず一回きりの「〜できた」という過去の行為に “could” は使わない、というのだけ覚えておけばOKです。